幸せ夫婦 幸せな子育て 

楽しい子育て模索中!自分探し真っ最中!!

あの人の中にあるものは・・・

自分の目の前にいる人が持っているもの、

それはすべて私の中にあるもの。

それを目の前の人が鏡になって私に見せてくれているだけ・・・

 

何度も聞いたその言葉が、急に私の中で繋がった

そうだ、そうだよ・・・!

 

私の目の前にいる人が、私に強い感情を抱かせるとき、

強い感情とはだいたい負の感情であったり、

そもそもその感情に気づかぬために、

固まってしまうだけの時かもしれないけど、

 

そんなとき、私は完全に我を失って、

仮面をつけて身を守ってきた。

怒りの感情を抱くことだったり、完全に無視することだったり。

私とはまったく別人になり、

そうすることでどうにか自分を守ってきた。

 

今までそんな自分を激しく拒絶してきたけれど、

そうすることでしか自分を守れないくらい、

私自身はその出来事で傷ついていたんだ。

そのことがなんとなく腑に落ちた時、仮面をつける自分をいとおしく感じてきた。

 

目の前に激しい感情を抱かせる人が現れた時、

私は心の中で激しくその人を責めた。

 

「なんでそんなことをするの」

「なんで私の気持ちを考えられないの」

「そんなに怖がっても仕方ないでしょう」

 

責めて責めて、またはその相手の言葉に傷つけられて、

何日もその言葉や行動が引っかかって、自分自身を見失って。

 

「なんでこんな目に合わないといけないの」

「私はなんて不幸なの」

 

そう思って自分を慰めてきた。

 

でもついに気づいてしまった。

あの人の持っている恐れは、自分の持っている恐れと一緒だったのだ。

表現する形は全然違うけど、というか真反対な気がするけど、

だけどその元の恐れは一緒だったのだ・・・

 

あの人はいつものように

「自分は幸せ」

「いいことがあったわ」

「何も問題がないよ」

「まったく変わりないわ」

 

そういう。それに強い拒絶反応を示してきた。

 

そして私は言う。

 

「私は不幸」

「いいことなんて全然ないよ」

「問題ばっかり」

「ほんと落ち着かない」

 

あなたとは違う。あなたと私は全然違うの。

あなたは幸せかもしれないけど、私は全然幸せじゃない。

 

そう信じてきたけれど、すごい嫉妬心を抱いてきたけれど、

きっとあの人も私も一緒なんだ。

自分に自信がないから、そういうことで、そう信じることで自分を守っているだけなんだ。

本当の自分を見ないようにしているだけなんだ・・・

 

そう気づいたとき、私はあの人にも私にも温かいものを感じた。